八重桜と春のかほり
実家の近くの八重桜が満開でした。
私はソメイヨシノよりも八重桜が好きです。八重桜の並木道を歩いていると、葉から桜餅の香りがかすかにすることに気づきました。
春の香りといったらどんな匂いを連想しますか?
私は今まで利根川沿いにブワーと咲く菜の花の香りが春を思わせる香りでしたが、今年は桜の香りにアップデートされました。
足元に落ちていたお花を持って帰り、漆塗りの茶碗に浮かべてみました。
ほんとに小さな牡丹の花みたい。
春の一句を詠んでみます。
花萌ゆる
まなこのうらに
うかびける
我立つそばに
わらべのうたげ
小学生の頃毎年お花見のため全校遠足で訪れていた場所を散歩していて、ふと言葉が降りてきました。
最近、司馬遼太郎の坂の上の雲の2巻目を読んでいるのですが、物語の中心人物である正岡子規が所々で俳句を読むのです。その影響か、美しい景色を見るとできない短歌なぞを詠んでみたくなるぞなもし。
そういえば、この前とあるテレビ番組か何かで外国人が思う日本のちょっと残念なところみたいなのに、電線の多さがあげられてて意識したことなかったけど確かにと思いました。上の桜の写真も電線がなんかちょっとざんねん〜。
今日は初めて雑記を書いてみました。
では、Slant!
アイルランド屈指の秘境、キャロウタイジの断崖絶壁クリフウォーク
アイルランドの西海岸、メイヨー郡(Co.Mayo)北西部に位置するキャロウタイジ(英:Carrowteige 愛:Ceathrú Thaidhg)で日帰りハイキングをしてきました。
モハーの断崖が有名みたいですが、彼のお母さんがメイヨー出身でメイヨーを心の故郷としている彼はキャロウタイジの方が観光客も少なくて非日常が味わえると大のお気に入りスポット。
メイヨー滞在中は雨が降らない日は無かったのですが、この日だけは奇跡的に終日お天気に恵まれ壮大な景色に感動しっぱなしでした。
一日のうちに四季があるといわれるくらい天気の振り幅がエゲツないアイルランドの中でも、特に西海岸の天候は荒れること有名。
訪れた12月は1年のうちで最も雨量が多く、平均降水確率は58%。雨が降らない日はありません。
彼のマミーには12月は雨が降ったら視界が悪くて本当に危ないから止めときなさいと口酸っぱく諭されましたが、登山が好きな私をどうしても連れていきたいとのことで行ってみて駄目だったら諦めようと決行してきました。
コース距離:10km
平均所要時間:2時間半
スタート・ゴール地点:SEANSCOIL CENTRE
アップダウンはなくずっと平坦な道のりですが、湿地のようなトレイルで足元は悪いです。防水加工の靴はマストです。おバカな私はアイルランドの自然を舐め腐っており登山靴は荷物になるからと、ランニングシューズで行ったらとんでもない目にあいました。こんなに毎日雨が降るなんて。想像以上だよ‥アイルランド…
SEANSCOIL CENTREに無料の駐車場があり、そこからハイキング開始!
早速、カラフルな羊がお出迎えしてくれました!物珍しそうにこちらに注目してくれます。(見えないけど、ロバもいました。ペットとして飼う家が普通にあるらしい。)
なぜ羊たちに色がついているかというと、他の所有者の群れと混ざりあっても誰の羊か見分けるためだそうです。柵が無いところに野放しにされておりほとんど野生化しています。メイヨー郡の土地は痩せていて、牛の飼育には向かず羊が主だそうです。
一番左の羊のボス感。強そう。顔が牛みたい。
不安だった天気も、青空が見えて出だし好調。
アイルランドの田舎の道には、マリア様の祠が日本のお地蔵様みたいにちらほら立っています。
眼前いっぱいに広がる青空と海。瑞々しい緑の絨毯。
あちらこちらで羊が整列してお出迎えしてくれます。
マザー牧場の人懐こい羊と違って、警戒心が強く少し近づくだけで猛烈に避けられます。人間は仲間に入れてくれないようです。
お天道様!歩いても歩いても汗をかかない縮むような寒さの中、おひさまの光が暖かくて気持ちいい。
視界が良好なおかげで、ここまで近づいて崖が見れました。打ち付ける波の迫力。これがアイルランド沖かとしみじみ。
築地のマグロ問屋さんの間では、アイルランド産のマグロは冷たい荒波で育ってるため一番美味いと言われてて、本当に口の中で溶けるくらい脂が乗ってて美味しいのですが、私が日本で食べたマグロが目の前の海を泳いでたと考えると、10000kmも離れた日本でアイルランドの新鮮なマグロが食べられることに何だか感動してしまいました。
ちなみになんと勿体ないことにアイルランド国内ではマグロは生では食べないそう。生ものを調理しないで食べる食文化は世界的に見ても珍しいみたいです。日本の新鮮な生ものを美味しく食べれる技術は本当にすごいとアイルランド人の彼はいつも絶賛してます。空前の日本食文化が世界中で巻きおこってますが、アイルランドで新鮮な寿司が流行らないのが本当に勿体ない!やはり歴史的に長いこと食糧不足で苦しんできている国なので火が通ってない物には抵抗感があるのかもしれないです。
歩けど歩けど大地、建物は見えず、何度も挫けそうになり、もう歩きたくないと弱音ばかり吐いてました。私達以外人っ子一人いなく、映画の中の世界に迷い込んだかのよう。ロード・オブ・ザ・リングのホビットになった気分です。
上の地図にあるKID ISLANDがこの写真の島なのですが、離れ小島になっているのに羊の姿がちらほら。どうやって渡ったのでしょうか。ヘリコプターで運んだのか?でもそんなメリットないし。。。色がつけられていなかったので、もしかしたら島が切り離される前に生息してた羊の子孫とか?なんともミステリアスです。
西新井のモンベルで買ったハイキングパンツがお気に入り。
これは掘り起こされたボグの山です。ボグとは、何千年もかけてできた泥炭層で、雨が多いキャロウタイジにはボグの大地が広がっています。アイルランド人は昔からこのボグを燃やして暖をとって来ました。しかし環境への影響から、現在ではボグを燃やすことは法律で禁止されてます。それでも田舎の街を歩いていると、暖炉からボグの煙と香りがもくもくと漂ってきます。アイルランド人の生活から切り離しがたい古くからアイルランドの貴重な資源の一つです。
終盤を差し掛かったところで、なんと羊の大群が遠くから私達めがけて走ってきます。何事!?とプチパニック。どうやら羊の群れの大移動に巻き込まれたみたいです。危ないから近づくなとの声は聞こえないふりして、羊飼いになった気分♪と動物好きな私は大はしゃぎ。
私の足元のダサいポリ袋は先日のハイキングの教訓から、靴下が濡れるのを防ぐために装着しました。防水の靴は必須。
あ、黒い羊!
black sheepというイディオムが英語にあり、「変わり者」という意味で使われているそうです。
牛注意の看板ですが、どこにも牛はいませんでした。どちらかというと羊の看板の方が重要度が高い気がします。
道を歩いてるとメイヨーのドライバーたちは必ず手を降ってくれます。何度か同じ老夫婦とすれ違い、毎回無表情ですが、手を降ってくれてなんだかホッコリ和みました。
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アイルランドのおいしい朝ごはんランキング
こんにちはEireです!
今日はアイルランドの美味しい朝ごはんを勝手にランキングにしてみました。手軽に食べられてバリエーションが豊富です!
週末に食べることが多い、アイリッシュフライ(別名:アイリッシュブレックファスト)。どこかで聞いたことあるような名前ですね!これをアイルランド人に言うと怒られそうですが、お隣の国のブレックファストとそっくりです。味は全体的にしょっぱめ。パンが進みます。
この中でも日本人に馴染みが無いのは、画像の中央の黒いBlack puddingではないでしょうか。豚の血、脂とオーツ麦、玉ねぎ、スパイスなどで作ったソーセージです。アイルランドの名物なの!とフライの中でもアイルランド人イチオシの食べ物です。味、食感ともにあまり食べたことが無いようなエキゾチックな味がします。農業など肉体労働が多かったアイルランドならではの品で、見るからに栄養源といった感じ。好き嫌いが分かれるかも!
イギリスの小麦でできたシリアルです。アイルランド人の彼は、これを豆乳にヒタヒタにして柔らかくしてはちみつをかけて食べるのが大好きです。ドイツでは砂糖入りしか手に入らないそうで、帰国する度にアイルランドで買ったWeetabixを大量にドイツに持ち帰ります。
私はサクサクなのが好きなので豆乳をかけたらすぐに食べますが、柔らかい方が美味しいと思ってる彼にいつも残念そうな顔で見られます。
これは食パンなのですが、びっくりするほど美味しい!こんなに美味しい食パン食べたことない!アイルランド人が一番好きな食パンのブランドらしいです。これにアイルランド産の濃厚なバターを塗って食べるだけで幸せな気持ちになります。
そして、パッケージがとてもかわいい。蝋引きの紙なのも珍しくて好きです。
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アイルランド人がよく使う英語のスラング【あいさつ編】
みなさんこんにちは!エイレです!
今日はアイルランド人がよく使う英語のフレーズについて紹介したいと思います!
以下のフレーズをアイルランド人に使って超☆クールな日本人をキメてやりましょう!
・What's the craic?(ホワッツ・ダ・クラック?)
意味:What's new?, What's going on you? (元気?、最近どうなの?)
このブログのタイトルでもあるフレーズ。アイルランドでは、挨拶するときに使うことが多いです。
アイルランド英語のtheは舌を噛まないで、dに近い音で発音する人が多いのです。世代関係なくほんとによく使われてます。
・Any craic? (ァニー・クラック?)
意味:How was it? Anything happen?(どうだったの?)
Anyはアニーと発音するアイルランド人が多いです。
・(What's) the story?((ホワッツ)・ダ・ストーリー?)
意味:Anything happen?, What's up? (元気?、最近どうなの?)
これもよく使われてます。
上記の問いに対する超アイルランド人流の答え方として、
・- Grand.(グランド)
意味:Fine. (まあ、いいよ)
Grandはfineやokとった意味で使われることが多いです。これも日常的に本当によく使われてる。了解!などの返事にもGrandをよく使います。
・- Not bad. Can't complain. (ノッ・バッド, キャント・コンプレイン)
意味:悪くないよ, 文句は言えないね。
これはスラングでも無いですが、アイルランド人はちょっとネガティブにも聞こえる上記のフレーズをよく使います。皮肉っぽくも聞こえますが、全く悪い意味では無く謙虚でアイルランド人らしいフレーズだと思います。
上記のフレーズなどを皮切りに会話に入っていくのがお決まりの流れです。
Not badはホントによく聞きます。アメリカ英語に慣れていると、最初はかなり違和感です。お店の料理に対しての感想が美味しくてもNot badと言います。
慣れないうちはNot badと聞く度に、なんかウザっ!と思って、彼に「なんでNot badなの?作った人に失礼じゃん!それ自分のお母さんが作った料理に対しても使うの!??」と聞くとお母さんの料理には使わないけど、お店とかで食べたときは美味しくても使うとのことでした。
日本人はどうでしょうね。お店で食べたご飯に「ま、悪くないね」と言うかしら?自分が選んで予約したお店だったら、言うかもしれないです。やはり謙虚さと受け止めるべきなのか。
そういえば、お母さんの料理で思い出したけど、イタリアとスペインがマザコン多いって世界的に有名だけど、アイルランド人もマザコン気質が強いと思います。キリスト教の影響なのかな。また別の機会に触れたいと思います!
ぜひ、アイルランド人に使って反応を楽しんでみてください!
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アイルランドでマイホーム購入は夢のまた夢?『サンドラの小さな家』から考えるアイルランドの住宅問題について
What's the crack? エイレです!
先日、『サンドラの小さな家(原題:Herself)』という映画を見ました。アイルランドの住宅危機を社会問題として痛烈に風刺した内容だったので、紹介したいと思います。
ダブリンに住むサンドラは夫の度重なる家庭内暴力から逃れ2人の娘を連れて、パブの仕事や掃除婦を掛け持ちしてシングルマザーとして育てていくことを決意する。しかし、ダブリンでは住宅危機が起きており、パートの収入で借りられるような価格の家がなかなか見つからない。国の公共住宅へ入居申請するも、順番は永遠に回ってくることはない。そこで、サンドラは政府が提供する自己建築プログラムを利用して、自分で家を建てることを決意する。
ネタバレになるので、この先は割愛しますがアイルランドにおける住宅問題がどれだけ深刻なのかよく分かる内容でした。
2008年のリーマンショックの影響から、アイルランド国内における不動産市場は急速に崩壊し、多くの人々が住宅ローンを返済できず、銀行に所有権が渡った多くの住宅が市場に出回ることになり、住宅価格が下落しました。
その後、アイルランド政府は銀行を救済するための資金を提供し、不動産市場を再建しようとしましたが、新築住宅建設の数は減少、住宅需要は高止まりし、アイルランドの主要都市では、住宅価格が急上昇は止まらず、簡単にマイホームが持てなくなりました。特に低所得者や難民などはテントで生活することを余儀なくされ路上生活者の増加は現在でもアイルランドで深刻な社会問題となっております。
住宅危機の原因は、2008年のリーマンショックによる金融危機以外にもあります。
政府が長年にわたって住宅建設を怠ってきたこと、大都市圏での土地の高騰、投機的な投資などが挙げられます。また、長年にわたる公共住宅の不足も、住宅危機を悪化させています。(見出しの画像は、ダブリン市街にある公共住宅のひとつ)
現在、政府は住宅建設を促進するための予算を組み、公共住宅の建設を進めたり、投機的な不動産投資に対する課税を強化するなどの対策を取っていますが、リーマンショックから15年経とうとする現在でも解決の目処は立っていないのが現状です。
つい最近も、ダブリン市内の大学に通う学生が実家から大学まで片道2時間以上かかり、大学の敷地内にテントを張って暮らしているというようなニュースが出てました。
また、家の前に人々が長蛇の列をなして並んでおり、何事と思ったら空き家が出たので内覧のために並んでる…なんてのはよくある風景で、特にダブリンでは本当に家探しが難しいです。
ダブリンは中心街でも戸建て住宅の数が本当に多いです。公共住宅のアパートは3〜4階建てくらい。タワマンは皆無です。
大学を卒業した若い人々は、このような理由から家族を持つことがなかなかできず、30歳になっても両親と同居してる人は当たり前で、親から独立したい若者はドイツなどのEU圏内の国やイギリス、アメリカ、オーストラリア、カナダなど同じ英語圏の国に出ていく人が実際かなり多いです。
実際に同世代の知り合いのアイルランド人で両親から独立してアイルランドに暮らしている人は、IT系エンジニア、銀行・金融関連の仕事をしてるなど高給取りの人が多いイメージです。あとは、リタイアした両親から家をもらったりとか。
実際に、彼もアイルランドに住むことは考えておらず、大学卒業後はドイツで生活の基盤を作ってきているような状況です。
今日は、アイルランドの住宅危機というネガティブな面を紹介させていただきました。
では、Slant!
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ダブリンでフィッシュアンドチップスを食べるならレオ・バードックへ!
Diadhuit!
フィッシュアンドチップスといえば、イギリスを代表する料理ですがお隣のアイルランドでも国民食として愛されています。
ダブリン城のすぐ近くにあるフィッシュアンドチップス屋、創業1913年のLEO BURDOCK(レオ・バードック)を紹介したいと思います。
日本ではブリティッシュ・パブなどで食べることができるフィッシュアンドチップスですが、アイルランドのパブでは食事を提供しているところがほとんどなく、テイクアウトが基本です。
ここのフィッシュアンドチップスは、何が特別かというと魚がスモークされているのです!
程よい塩気にスモーキーな香りで、ビールが進みます!
そしてポテトもかなり美味しい。
ダブリンで生まれ育った生粋のダブリナーである相棒も、ここのフィッシュアンドチップスしか食べれないというくらい地元民から愛され、いつ行っても絶えず人が並んでます。
いつも近くの公園のベンチで食べてたのでフィッシュアンドチップス自体の写真はございませんが、見た目は普通のフィッシュアンドチップスです。
ボリューム満点、1人前頼んで2人で食べて丁度いいくらいでした。
15€くらいだったと思います。
エントランスの横に、過去に訪れたセレブリティーのリストがありました。U2やサンドラ・ブロック、ナオミ・キャンベルなど名だたる有名人が訪れてますね。
ダブリン城の観光の後、小腹が空いたら立ち寄ってみてください☆
住所:2 Werburgh St, Christchurch Pl, Dublin, D08 HC82 アイルランド
営業時間:11:00AM〜0:00AM 休日無し
ラグビーSix Nationsのアイルランドvsイングランド戦、29-16でアイルランドが勝ちましたね!日本では深夜でしたので、試合自体は見れませんでしたが、イングランドの選手がレッドカードで退場になったのが、大きかったみたいです。
今年のフランスラグビーワールドカップが楽しみです。
それでは、皆様が素敵な週末を過ごしてますように。Slante!
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伝説の聖人が生み出したそり立つ断崖絶壁の岩、ダウンパトリックヘッドでプチハイク
Dia dhuit! みなさんこんにちは。エイレです!
初回の記事から、だいぶ時間が経ってしまいました。
今日3月17日は、世界的にも有名なアイルランドのお祭り「セント・パトリック・デー」なのでこれを機に再スタートを切りたいと思います!
Happy Saint Paddy's Day! ☘
3月17日は本国アイルランドでは国民の祝日で、街中の至るところでパレードが行われ、みんなギネスを片手にお祭り騒ぎをしている頃でしょう!
日本でも全国各地でセント・パトリック・デーのイベントが先週から開催されているようですね!こんな10,000kmも離れてる極東の日本でも祝われるなんて、よく考えるとすごいことですよね!
愛国心が強いアイルランド人。世界中に散り散りになっていっても、自国の文化を誇りにして大事にしてきたからなのでしょうか。
さて、そんな聖パトリックにちなんで、昨年のクリスマス前に訪れたCounty Mayo(メイヨー県)の北部に位置するダウンパトリック・ヘッドについて紹介をしたいと思います。
メイヨーの中心部であるキャッスルバーからは車で1時間ちょっとの距離。
入場料、駐車場が無料です。
地元の伝説によると、
キリスト教への改修を拒んだ異教徒の神様との争いの中で、炎の中に投げ込まれそうになった聖パトリックは拾った石に十字架を刻んでそれを炎の中に投げ込む。すると海岸に岩の割れ目ができ、恐れをなした異教徒の神は要塞に逃げ込み、すかさず聖パトリックは杖で地面を突いてその要塞を離れ小島にし、孤立してしまった異教徒の神は終いには虫に食われて亡くなった
と伝えられています。
アイルランドはほんとに神話が好きな国ですよね笑
写真の中央にポツンと立っているのは聖パトリックの銅像。
科学的には1393年の強烈に荒い海によって海岸線の岩と岩を繋いでいたアーチが崩れ、独立した高さ45mの巨大な岩ができあがったそうです。海岸線は約3億5000万年前からあったみたいで、どうりであっぱれな地層!
訪れたのはクリスマスちょっと前のタイミングで、移ろいやすい西海岸の天気のせいもあり、あまり期待していませんでした。
それに加え、その日は雨の中ドロドロの山道を歩き、移動中の車の中では疲労で爆睡、ダウンパトリック・ヘッドに着いたときには、濡れた足も乾いておらずテンションダダ下がり、渋々、嫌々、車から降りるような状況。
歴ヲタの彼に「こっちに戦時中に使われてた軍事用のサインが残ってるから見に行こうよ!」と言われた時の私の反応は「.........ホワイ?」
しかし、眼前に広がるこの景色。
ちょうど夕暮れ時、ピンク色に染まる空とその色に溶け込む海。
地平線の向こうに消えていく夕日も見ることができました。
寝起き機嫌悪すぎて。。。本当にスミマセンでした!同じくらい疲れてる中運転してくれてるのにゴメンなさい。。
湿気の多いアイルランドは、草の緑の色が鮮やかで本当に綺麗。
地面に所々もっこりとしてるところがあり、フワフワして歩いてて楽しかったです。
この日は平日だったので、観光客は私達しかいませんでしたが、夏場と土日はかなり混むみたいです。そして、なんと言っても日頃から雨と風がすごい場所ですので、ハイキングブーツは必携です。
ぜひ、メイヨーを訪れた際は訪れてほしいスポットです。
ダウンパトリックまでの道中では、古い家など牧歌的な風景も楽しめますよ!
そんなアイルランドでは、今週の日曜日にラグビーの「Six Nations」の決勝戦でイングランドのと試合が控えてますね!いろんな意味でアイルランド人にとっては永遠の宿敵のイングランド。
いつもと熱の入り方が違います。わざわざ、この試合をお父さんとテレビで見るために、私の相棒はダブリンに週末帰省予定です。
ぜひアイルランドに勝ってほしい!
アイルランドに関する情報を、定期的に更新していこうと思いますので、引き続きご覧いただけると嬉しいです。
では、Slante! (スロンチャ)
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